学生のときの時間は特別なもの。在学中はわからなかったけど、もう戻ってこない時間なのよね。
だから、学生の青春恋愛漫画を読むと、甘酸っぱい思い出が蘇るわね。
「阿波連さんははかれない」もそんな気持ちを思い出す作品よ。うまく相手に伝えられなかった出来事や、友だちとの楽しい関係。そして「素敵な男女の関係が私にもあり得たかもしれない」と思わせるストーリーなの。
この記事では、そんな「阿波連さんははかれない」のあらすじや感想を紹介するわね。ぜひ最後まで読んでね。
【阿波連さんははかれない】あらすじ
| 著者・作者 | 水あさと |
| 掲載雑誌 | 少年ジャンプ+ |
| ジャンル | 少年漫画 |
ライドウくんの隣りの席の阿波連れいなさんは、小さくて物静かで人と距離を置く女子生徒。ある日、ライドウくんが消しゴムを拾ったことをきっかけに、阿波連さんとの人間関係が始まるのよ。
実は阿波連さんは、他人との物理的な距離感をはかるのが苦手。声も小さいから「声を掛けても無視される」と周囲に勘違いされていたのね。でも、距離が近くても物怖じしないライドウくんは、そんな阿波連さんと一緒に過ごしていくうちに、だんだん精神的な距離も縮んでいき……。
「阿波連さんははかれない」は、ゆっくりゆったりと恋愛に進んでいく2人の関係がとても素敵な学園恋愛漫画なの。アニメ化もした名作なので、ぜひチェックしてみてね。
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【阿波連さんははかれない】登場人物
「阿波連さんははかれない」は、学校を中心とした人間関係が面白い漫画よ。なので、登場人物も学生が多く、さまざまな性格や容姿を持ったキャラクターが生き生きと描かれているわ。
ここではそんな素敵な登場人物たちを紹介するわね。
阿波連 れいな
ライドウくんの隣りに座る小さな体の女子生徒。感情表現が乏しいが、感情がないわけではなく、嬉しかったり悩んだり怒ったりする。
他人との物理的な距離がわからず、べったりと近づきすぎてしまったために避けられた過去を持つ。気にかけてくれたのが嬉しく、ライドウに近づきすぎてしまい反省するが、特に気にしないライドウを見て安心する。
ライドウ
普通の男子生徒で、隣りの阿波連さんから嫌われていると気にしていた。阿波連さんの特徴を知り、否定せずに認める。
阿波連さんとの物理的な距離感を「近い」と感じるものの、特に嫌がらず、好きなようにさせている。妄想癖があり、考えていることがわかりづらい阿波連さんの内面を想像し「違った」となることも多い。
大城 みつき
いつも困り顔で赤面している女子生徒。ライドウくんのことを「悪者」と勘違いし付け回してしまう。
勘違いがわかり、それ以降はライドウくんや阿波連さんと話すようになる。
石川
イケメンの友達思いのクラスメイト。ライドウと阿波連さんの仲をこっそり取り持つ。
学校の同級生の他にも、常連店の店員や小学生など、個性的で面白いキャラクターが多いの。阿波連さんとライドウくんを応援しながら、お気に入りの登場人物がきっと見つかるはずよ。
【阿波連さんははかれない】見どころや感想
この「阿波連さんははかれない」は、他人との物理的な距離感をつかむことが極端に苦手な女子高生・阿波連さんと、逆に距離感に対して全く鈍感で献身を厭わない同級生・ライドウくんとのほのぼのとした青春恋愛ギャグ漫画。
最もおもしろいところは「君たちどう見ても付き合ってるじゃない。え？それでも正式に付き合ってないの？？」とツッコミを入れたくなる2人の不思議な関係性よ。
阿波連さんは物理的な距離感のメーターが壊れているのか、ライドウくんに文字通りピッタリ寄り添って学校生活を過ごすの。そしてライドウくんはその距離感を否定せず、阿波連さんが少しでも元気がなければ、勝手に妄想して解決策を探り、勝手に東奔西走する姿は笑いと涙を誘うはず。
最初こそ、「物理的に近い」ということが二人の関係性の中心だったけど、だんだんと阿波連さんのほうがライドウくんに対する恋心を自覚し始めるの。それに対して、ライドウくんは相変わらずの鈍感さ。損得勘定抜きでひたすら阿波連さんを守り続けようとするのが……見ていてもどかしくもあり、キュンキュンしちゃうのよ。
とはいえ、同級生たちやお互いの家族を巻き込みながら学校生活を過ごし、卒業が近づくにつれてじわじわとお互いを「大切な存在である」から「好きである」と確信して……それを淡々と当たり前に受け入れていく姿には、特に物語終盤ではじわじわと感動しちゃったわ。
キスシーンもラブシーンもないけど、お互いの存在と気持ちを少しずつ静かに確認していくとても素敵な恋愛漫画なのよ。ぜひ読んでみてね。
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【阿波連さんははかれない】この漫画を読んだ人におすすめの作品
「阿波連さんははかれない」は学園ギャグ恋愛漫画なので、同じように学園ものでコメディ強めの恋愛漫画を紹介するわね。
ただ、ショート漫画で1話読み切りが多い「阿波連さんははかれない」に比べて、物語性が強く1話1話も長めの作品よ。ぜひこれらのおすすめ作品をチェックしてみてちょうだいね。
その着せ替え人形は恋をする
主人公は雛人形が好きな男子学生で、将来は祖父の跡を継いで人形作家になりたいと思っているの。ただ、学校や友だちには「雛人形が好き」というのは隠しているんだけど、ある日同じ学校のギャル学生にコスプレの衣装作成を手伝って欲しいと頼まれ……。
主人公がコスプレの衣装を作り続ける過程で、だんだんと2人の仲が縮まっていくのがドキドキしちゃう作品なの。アニメ化もされている、作画が本当に素敵な漫画よ。
帝乃三姉妹は案外、チョロい。
主人公は有名な女優を母親に持つ男子学生。頭脳明晰でも運動神経が良いわけでもなく、母親ゆずりの顔だけが取り柄と言われているんだけど、母の死後、とある家に居候することになるの。それが帝乃家。
帝乃家の天才三姉妹と、平凡な主人公のドキドキする日常がメインの恋愛漫画なんだけど……タイトル通り、とっつき難いと思われていた三姉妹が、ちょっとしたシーンで主人公にキュンとする「チョロいシーン」が本当に微笑ましいの。
ぜひ読んでキュンキュンしてちょうだいね。
【阿波連さんははかれない】まとめ
「阿波連さんははかれない」は、他人との距離感がはかれない阿波連さんとライドウくんのゆったりとしたショート漫画恋愛作品。
エロシーンはまったくないけれど（そこが良いのですが）、2人の心が少しずつ近づいていくのを見ると、読んでいるこちらまで心が温かくなるはず。最終巻は17巻で、表紙の阿波連さんが本当に可愛いのでぜひチェックしてみてね。
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